岡崎市のこんにゃく製造販売の「味工房うめきん」は、100年企業を目指し、美味しい蒟蒻とともに環境貢献型商品として、消費者の皆さんに環境を守ることの大切さをPRします。
環境保全活動を開始した「味工房うめきん」の活動報告をしています。
この度、新規商品の開発に向けた機械を導入することができました。岡崎商工会議所からもご指導を頂きながら準備をしてきた経営計画に沿う、新規事業の始まりです。導入した機械は、バタ練り機械です。これまでも大型素練り機械によって同様な役割を果たしてきました。今回導入の機械は、従来の130?の3分の1の大きさで40?を加工できるものです。少ロット多品種の製造を目指した機械導入です。
もう一つ従来の機械との大きな違いは、この練り機械の中に凝固剤を入れて蒟蒻を作ることです。時代に逆行するようですが、長年の経験を活かして素材の様子を確認しながら多種多様な蒟蒻を作ることができます。
20代半ば家業である蒟蒻製造業に従事した当時、父が大型のバタ練り機械にバケツでこんにゃく糊を入れ凝固剤を混ぜる姿を今でも思い出します。大変な重労働でありましたが、その当時の経験が新たな可能性を育んでくれていたと感じています。今回のチャンスを活かして、新たな蒟蒻づくりを目指していきたいと意気込んでいます。
近年のお客様は、良質であり付加価値を持つ商品を求めているといわれます。安価な商品ではなく、こだわりが顧客に伝わり、食べておいしい商品を求めています。 また、少人数家族形態では手軽に簡単調理できる商品が求めているといえます。例えば、町の惣菜屋さんが停滞するなかで、コンビニのおひとり様用惣菜が好調となっています。高齢者夫婦は、好きな惣菜をコンビニで買い求め食事をする。共働き世代は、遅い時間に別々の食事を摂る時代へと変わっています。このことから、手軽に調理できる商品であり、低カロリーで深夜に食べても負担の少ない商品が求められていると考えられます。
素材としての蒟蒻から、惣菜としての蒟蒻への転換が求められています。当社が近年取り組んできた田楽こんにゃくシリーズは、時代のニーズにマッチする商品となりました。素材としての蒟蒻は、価格破壊を起こしており、利益を生む商品ではなくなりました。しかし高付加価値の商品は、消費者が注目してくれる傾向であることを実感しています。既存の顧客だけでは企業の採算は厳しい状況であり、新たなチャンネルへの挑戦が必須です。蒟蒻の効能は、低カロリーであり食物繊維が豊富、皮膚の保湿効果を高め、アルカリ性食品でありカルシウムが豊富であることを多くの方が知っています。機能についての認識はあるが、消費行動を起こさせるほどの魅力がないといえます。これは既存商品には魅力がないことを示しています。蒟蒻を素材にした新しい商品の開発が必要となっていると考えました。今回導入した「バタ練り機械」を有効に活用して新商品を開発してまいります。
条例により食品衛生責任者は、2年に一度の講習会受講が定められています。昨年、弊社は食品衛生責任者を設置したことから、より意識を高めるために本年度も食品衛生講習を受講することにしました。食品に関する安全と安心の意識付けと衛生管理は、経営者のみでなく従業員と共に認識し合うことが大切です。衛生管理の運営要領を作成し日々記録を残す。また、食品取扱者の健康状態の把握を怠ることはできません。弊社は、引き続き衛生管理要領を従業員全員に伝え実践していきたいと思います。
平成29年6月、岡崎市食品衛生協会に加入することといたしました。学校給食協会への納品を始めるにあたり、衛生管理の徹底がより一層求められています。そこで、岡崎市の食品衛生協会に加入し、意識を高めることを目指しています。つぎに食の安全を守る為国際水準となっているHACCP(ハサップ)関連講習会にも参加して内容の把握と導入促進を図る為に、協会のサポートを頂きながら積極的に推進していきたいと考えています。
2015年4月1日、食品表示法が改正されました。新法は、現行の法律(JAS法、食品衛生法、健康増進法)の義務表示の部分を一つにしたもので、一元化にあたって、消費者庁はより安全でわかりやすい表示を目指して、制度の見直しを行いました。さらに、新法のもとで機能性表示食品制度も導入されます。
新法の大きなポイントは、加工食品の栄養表示が義務化されること。ナトリウムの表記も食塩相当量に変わります。他にも一括表示欄の表示項目が細かく見直され、製造所固有記号、アレルギー表示、原材料と食品添加物の区分などのルールが変更されます。加工食品等の新ルールへの経過措置期間は5年あり、徐々に新ルールへと移行していくことになります。食品表示は事業者と消費者をつなぐ大事な情報伝達手段です。消費者の皆さんが、表示からの情報を読み取って、安全で適切に活用できるようお手伝いしていきたいと思います。
<棒ところてん5本入> 今季、本格的に販売を開始し好調に売り上げを伸ばしています。ところてんのお料理用レシピも充実し、ところてん料理のバリエーションが広がりました。アレンジ料理だけでなく、定番の三杯酢ファンに向けてところてんスープの種類を増やし幅広い年代層に受け入れられるようになりました。
<無添加三杯酢スープ5食入> 化学調味料を使用していないところてん三杯酢スープです。原材料は、砂糖、醸造酢、醤油、レモン果汁、しいたけエキスのみを使用しています。しかも、昔ながらの静置(せいち)発酵で醸した醸造酢と、遺伝子組み換えでない大豆・小麦で造った本醸造醤油を使用しています。酸味を抑えて、少し濃厚な三杯酢スープに仕上がりました。
<涼味ところてん用三杯酢スープ5食入> 昔ながらの三杯酢スープです。甘酸っぱさを大切に、やや酸っぱめの味にしてあります。定番商品として、皆さんに喜ばれているさっぱり系三杯酢スープです。
○「ところてんの新しい食べ方」デザート編 第二弾
みかんとオレンジジュース&ところてん
はちみつレモン&ところてん(炭酸割り)
※新しいところてんのレシピをご紹介ください。連絡先:e-mail uj@umekin.jp までお知らせください。
平成29年6月、例年なら梅雨時で肌寒い時があったり、蒸し暑い季節です。しかし今年の夏は、猛暑が続いていることも影響しているのか、前年に比べてところてんの生産量が増えています。ところてんは、腸内で消化されないため栄養価はほとんどありませんが、食物繊維として整腸効果や血圧降下作用があるようです。また、血糖値の上昇を緩やかにして、肥満を防ぎ便秘の解消にも役立つといわれています。そこで今回は、「味工房うめきん」のところてんについてご紹介したいと思います。
創業以来 弊社は、「美味しいと感じる素材本来の味」をお客さまにお届けしたいと努力してきました。原料の天草は、最高級とされる伊豆稲取産の天草を主体として、伊豆大島のアラメ、三重県和具産の天草をブレンドしています。伊豆稲取産の天草は、コシが強く粘りがあります。さらにつやを出す為の晒天草と固さを出す為のアラメをブレンドします。こうしてところ天は、つやがありコシと粘りのある風味豊かな商品に仕上がります。美味しいところ天を作るには3種類程度の天草を合わせ、丁寧にゆっくりと時間をかけてその性質を取り出して使っていきます。
稲取産原料を洗い、ところてんを煮る釜へ天草を投入します
抽出液撹拌して舟と呼ばれる箱に流し込みます。
弁当箱サイズにカットして突きます。
昨年発売を開始した「岡崎八丁味噌田楽」は、皆様に大変喜んで頂きました。手軽に召し上がることができる味噌田楽蒟蒻です。多くの皆さんにご紹介しながら販売を続ける中で、「田楽味噌のバリエーションを増やしてほしい」との提案がありました。そこで、かねてから親交のあった野田味噌商店様に相談したところ、快く商品の提供を頂くことができました。
『蔵元桝塚味噌』 これが合資会社野田味噌商店様のブランド名です。桝塚味噌のポリシーは、「自分達が納得した商品をお客さまにお売りしたい」です。それは、丹精込めて育てたお味噌をお客さまにお渡ししたいという願いの表れです。また、天然醸造にこだわり「味噌本来の味とは決して作る味ではなく、醸造として育て上げる味」を求めいているそうです。
今回、弊社が田楽こんにゃく第二弾を開発するに当たり、こだわりの味噌とのコラボレーションを大切にしました。「味工房うめきんの生芋蒟蒻」と「蔵元桝塚味噌を使用した田楽味噌」との相性を、ぜひ皆さんに体験して頂きたいと思います。
ラベルには、エンジ色と金色をベースにした上品なデザインを頂きました。賽の目を入れた三角と串に刺した棒状の新商品2種類が出来上がりました。秋冬には、もちろんお鍋で袋のまま温めて召し上がります。夏には、冷やして田楽味噌をかけてもおいしくいただけます。
さあ、グレードアップした『第2弾 赤味噌田楽蒟蒻』をお召し上がりください!