岡崎市のこんにゃく製造販売の「味工房うめきん」は、100年企業を目指し、美味しい蒟蒻とともに環境貢献型商品として、消費者の皆さんに環境を守ることの大切さをPRします。
群馬県は、全国一のこんにゃく芋生産県。全国生産量の約9割、6万トンを生産しています。ところがいま、WTO協定の影響で、高い関税率(990%)が撤廃され、外国からの大量輸入で価格が暴落するのではないかと、大きな問題になっています。
これは、LDC(後発開発途上国)の産品について、無税無枠(関税ゼロ、限度枠なし)で輸入を自由化するための法律(関税暫定措置法)が、審議されているからです。現在、LDCのうちミャンマーだけがコンニャクイモ生産国。生産量は日本に匹敵し、原料価格は日本でキロ120円のところ、ミャンマーではなんと9円。また、中国からの迂回輸入や日本企業の現地生産・逆輸入も心配されます。日本のあるコンニャク農家は「ミャンマーでは、コンニャクを食べてはいないそうだが、アグリビジネスなど企業の動きが心配だ」と、産地を無視した政府の措置に不安を抱いているそうです。群馬農民連は、"こんにゃく産地を守れ"と、呼びかけています。また、超党派の議員が農水省や国会議員に、(1)コンニャクを例外品目扱いにすること、(2)セーフガードの発動で国内への影響を防ぐこと、(3)迂回輸入を防ぐため原産地特定の対策を講ずること―を要請しています。
国内生産者保護のため、こんにゃく芋は関税割当制度の対象とされ、安価な輸入こんにゃく芋には国内産より高コストとなるように、高額の関税が課されています。2015年の1次税率(267トン以内)は40%、2次税率は2796円/kg。ただし近年は輸入品価格も上昇し、2008年は1キロ当たり800円程であったため関税率は350%程度で、関税が適用されても輸入こんにゃく芋の方が安くなる場合もあります。なお、こんにゃく製品の輸入は自由化されており、関税率は20.3%となっています。
(参考文献:ウィキペディア こんにゃくと政治)
平成26年度
農林統計,都道府県報告、生産局特産振興課による
参考文献:蒟蒻の伝来http://www.in-ava.com/konnyaku.html